松戸クリスマス音楽祭の概要
この度は松戸クリスマス音楽祭のWEBサイトをご覧頂きまして誠に有難うございます。
ここでは、少し松戸クリスマス音楽祭についてお話させて頂ければと思います。
まずこのイベントを始めたきっかけについてですが、私、仕事で南フランスの旅の企画をやっておりまして現地に行く機会も多いのですが、以前、南仏の小さな村を訪れた際、ちょうど小さな音楽祭をやっておりました。 季節も良かったので、レストランではみんな屋外の席で食事を楽しんでいるのですが、そんな中を演奏家の方々が音楽を奏でながら周っていらっしゃいました。 それはそれは素敵な雰囲気で、自分の町でもこんな事ができたらいいなと思っておりました。
そんな想いの中で、松戸駅周辺で行っているクリスマスイベントのひとつとして、2012年に初めて松戸クリスマス音楽祭を始めました。 初年度は15回ほどの演奏会でしたが、関係する様々な方々のご支援・ご協力の元、第8回を迎えた2019年には64回の演奏会を行えるまでになりました。 また、2018年と2019年にはウィーンフェスタMATSUDOと銘打って、世界最高峰のオーケストラであるウィーンフィルのメンバーをお迎えして、ワインや食事を交えて演奏を楽しむ「ブラスムジーク」というスタイルの演奏会も開催する事ができました。しかしその翌年、新型コロナウィルスのパンデミックが発生しウィーンフェスタMATSUDOも中止となり、その後3年間に渡り開催を見送らざるを得ませんでした。そしてコロナ禍の間は生演奏でのイベントが困難になってしまい松戸クリスマス音楽祭の継続も危ぶまれましたが、ライブ配信や動画配信など新しい音楽の伝え方にも挑戦しながら、何とか継続する事ができました。
一昨年からは、ようやく通常通りにコンサートが開催できるようになり、ウィーンフェスタMATSUDOも松戸西口公園特設テントにて大々的に開催され、多くの観客の皆様と共に最高の時間を過ごすことができました。また各イベントにおきましてもコロナ禍前以上に多くのお客様にご来場頂き、生で聴く音楽の素晴らしさを実感して頂けたのではないかと思います。今年もウィーンフェスタMATSUDOを皮切りに、松戸駅周辺の神社仏閣や大型店、ホールや飲食店など様々な場所での音楽会を予定しております。是非、お気軽に最寄りの音楽会に足をお運び頂き、間近で生の演奏を楽しんで頂ければと思います。
毎年、松戸クリスマス音楽祭を企画するに当たり大切にしていることは「気軽に生の演奏に触れて頂く」という事です。楽しい音楽が暮らしの身近にあったら、とても素敵な事ではないでしょうか。そして松戸には演奏家の皆様を始め、音楽のために一生懸命活動している方々がたくさんいらっしゃいます。そんな皆様の想いを集めて、街角に素敵な音楽が流れる「音楽の街、松戸」を実現できたらと思っております。
最後になりますが、文化が大事だと思います。
どんなに世の中が便利になっても、テクノロジーが発達しても、文化がなければ、幸せを感じることはできません。 どうか私達のふるさと松戸が、楽しい文化が溢れる素敵な街になりますよう、心より願っております。
松戸クリスマス音楽祭実行委員会
実行委員長 四ッ谷和好